Ustreamやツイキャス等のネット生放送サービスが出来てセミナーや勉強会を放送する企業様も増えてきています。しかしある程度のクオリティを求めると業者に頼むような形になります。するとどうしてもお値段が張ってしまうのが現状です。一回放送するのに毎回数万円を払うというのはせっかく無料サービスのUstreamやツイキャスを使っているのにもったいないと私は思います。ですので今回は自分で配信をし出来るだけ安くクオリティーを上げて配信する方法を書いていきたいと思います。

今はiPhoneでもネット生放送が出来る時代に

今はiPhoneで生放送が出来る時代になりました。従来ではカメラを搭載しているPCとマイク及びカメラ接続や音声入力する為のインターフェイスとPCやカメラ、マイクが必要でした。それに加えて配信する為のネット回線が必要です。それがすべてiPhoneには搭載されています。そうしてみると低価格で抑える為にはiPhoneというデバイスは使えそうです。iPhoneを使いできるだけクオリティを上げるほうが安く配信が出来るでしょう。(ネット環境により途切れることもあるのでWi-Fi経由での配信が理想)

iPhoneでの生放送での難点はなんだろうか

セミナーや勉強会等の生放送で一番重要なことは何でしょうか?私は音声だと思います。iPhoneのカメラはとてもきれいでフルHDの撮影が可能です。(生放送する際にネット環境や生放送サービスにより劣化及び圧縮される場合があります)それをよりクオリティを上げるためには音声をキレイに録る必要があります。特にセミナー・勉強会などの映像ですとiPhoneのマイクだと音声がきれいとれないということが一番の難点でしょう。

iPhoneのマイクを補完させる

音声をきれいに配信する場合は外付けのマイクを使うのが良いでしょう。iPhoneに外付けするためにはオーディオインターフェイスが必要です。私がオススメするのはFostexのAR-4iです。AR-4iを使えば外部マイクも使えるのでiPhoneの音声を格段にあげてくれます。AR-4iにはinputが3つ(同時使用は2つまで)、マイクレベルのゲージ、録りながらイヤホン等で音を確認できるPhoneジャック、シュー、三脚穴がついています。これだけ機能がついていると音声をきれいに録るだけではなくiPhoneをよりカメラとして使うことが出来ます。付属マイクに2つついておりこちらのつける角度を調整するとステレオ音声が録ることができます。


↑左側が上部(input端子が二つ、input vol調節とレベルゲージ、マイクなどをつけるシュー)右側が下部(input端子,どのような音が撮れているか確認するphone端子,そのphone端子のvol,撮りながらiphoneを充電す為のDC in、三脚穴)

セミナー勉強会などでより音声をキレイに録る為には

AR-4iだけでもキレイな音声が録ることができます。しかしセミナー等の撮影の場合はカメラを固定する形になるでしょう。するとしゃべっている方が動いてマイクの集音範囲から離れてしまうと音声が聞きづらくなってしまいます。またカメラを固定にせずプロジェクターなどの画面や人物などにカメラを動かしたりする場合も同様に集音範囲からずれて聞きづらい音声になってしまいます。そういうときにはAR-4iのインプットボリュームに外付けのピンマイク等を付けると良いでしょう。ワイヤレスピンマイクは高価なものですが音声の質が格段に変わります。最近ではBluetooth接続のピンマイクも出てきているので気になる方はチェックしてみると良いでしょう。


↑同時にinput端子が二つ使える為ピンマイクと他のマイクとの併用も可能です。

総括・まとめ

iPhoneとAR-4iを使えば気軽にネット生放送ができます。そして別のマイクを取り付ける事によりiphoneのカメラながら良い音声で配信が行えます。inpputも二つ使えるので二つワイヤレスピンマイクを付ければトーク番組のような映像も不可能ではありません。注意しておくべき点はAR-4iはiPhone4S/4専用の商品ですのでご注意ください。

動画でチェック

https://www.youtube.com/watch?v=zKgTlhJShXc

https://www.youtube.com/watch?v=LhguUtPsQWQ

https://www.youtube.com/watch?v=dlQy4LLn06s