釈迦様は人によって話の内容を変えていた!?

釈迦は待機説法の達人だと言われています。待機説法とは『人の能力や資質合わせ法を説く』ということなのです。難しいような言い方ですが実は皆さんがやっている行為だとも言えます。例えば幼い子供に『ウソはついては駄目だよ』と教えます。しかし他では『ウソも方便』と言ったりしています。一見矛盾しているように思えますが待機説法だとすれば正しいのです。相手のレベルや資質にあわせた(理解できる範囲)表現をしているということなのです。まだ人としてしっかりとした知識や教養を持ち合わせない子供にはまず『ウソはついては駄目だよ』と教えずに『ウソも方便』なんて教えてしまったら間違ってとらえてしまいますよね。相手の能力や資質にあわせた表現をしなければならないのは店舗などのブログもそうだと言えるのです。

子供相手に顧客満足度を語るのか?

テレビ通販や健康食品のHPでは『この商品を購入した人の90パーセント以上が満足しています。』というキャッチコピーを多く見かけます。しかし子供のおもちゃなど子供を対象をした製品でこのようなキャッチコピーを目にした事はあるでしょうか?少なくとも私はありません。相手にあわせた表現の一例と言えるでしょう。このように閲覧者の年齢が高いとその商品への安心要素(安心して購買できる裏付けとなる要因)を多く含まなければなりません。逆に閲覧者の年齢が低いと安心要素より『楽しい・嬉しい・欲しくなる』ポイントが多い方が良いと言えるでしょう。

生活に密着すればするほど安心要素が必要!?

エンドユーザー向けかそれとも会社向けに発信するのかそれだけでも表現が変わってきます。会社向けだと安心要素や説得要因が必ず必要だと言えるでしょう。エンドユーザーの場合生活に密着する商品ほど安心要因・説得要因が必要になります。生活に密着する商品とは価格が高い商品や月々の支払いが必要なものと言えるでしょう。保険等が一例に挙げられるでしょう。

ネット経由では安心要素が必要

このような様々な相手の要素により適切な表現と言うものは変わります。しかしすべてに言えることは安心要素は必ず必要だということです。現実社会であれば実際の店舗だったり友人の紹介だったりが安心要素となります。ネットではそのようなことができないので意識的に安心要素を入れていかなければならないのです。

【まとめ】閲覧者層がどのような人なのか見極めよう

■年齢が高い・会社相手・生活に密着していると安心要素・納得要因を多くする。
■年齢が低い・エンドユーザー相手・価格が安いと感情を刺激する要素を多めに。
■安心要素は必ず意識的に入れる。

先ほども書きましたが相手の様々な状況で適切な表現は変わっていきます。相手の気持ちになりどのような情報がほしいのだろうか・求めているのだろうかと考えてみてはいかがでしょうか?そうすればどんどんより良い表現に変わっていくでしょう。

(From Now On Group/尾崎真)